動物病院日記

動物病院の院長日記

犬フィラリア症の手術


昨日は、久しぶりに犬フィラリアの手術がありました。
頸静脈から器具を入れて、心臓三尖弁付近のフィラリアを捕まえて取り出します。
20年くらい前はフィラリア症の犬だらけで、ありふれた症例だったのですが、近年は予防が進み、滅多に手術することはなくなりました。
特に都会の若い獣医さんに聞くと、手術は見た事がないという先生が多いです。
特殊な手術機械を使いますが、現在はほとんど製造中止で、新しくは手に入らないようです。(つり出し鉗子だけは再発売されたようです)
HPのほうに、つり出し鉗子の写真は載せてあります。
当院には、実はそのほかにも幻の「(フレキシブル)アリゲーター鉗子」や玄人好みの「ストリングブラシ」などの器具も完備(?)していますが、次に使うのはいつだろう?
時代は変わったものです。今のワンちゃん達は幸せですね!