動物病院日記

動物病院の院長日記

膀胱結石

一昨日は小さなシーズー犬の膀胱結石の手術がありました。

ずっと血尿が出ていたとの事。レントゲン写真を撮ってみたところ、3〜4cmもある楕円形の影が写っていました。
既に排尿障害がありましたが、腎機能は正常でしたので手術に踏み切りました。

カチカチの膀胱を切ってみると、大きくザラザラした結石は膀胱の中をほとんど占領していて粘膜もただれていました。きっと今まで痛かったことでしょう…
結石を取り出し、よく洗浄して、もろくなっている切り口を丁寧に縫い合わせて手術を終わりました。

麻酔の覚めは正常でしたが、その夜はピクリとも動かず熟睡していたので何だか心配で私のほうが寝られませんでした。(^_^;)
でも朝になるとスッキリした様子で起き上がって、さらにオシッコを“ジャー”としてくれたので一安心。ゴハンもパクパク食べてくれました!

結石の一部は検査センターに送り、いま成分を調べてもらっています。
その結果によって再発の可能性や今後の治療が決まるのです。