動物病院日記

動物病院の院長日記

悲しい

最近の出来事。
12歳の大型犬。往診に行ってみると背中の皮膚病がただれ腐臭を放っています。
既に殆ど動けない状態、そしてハエがたかっています。
嫌な予感…やはり大量のウジが湧いていました。
もう長くても数日の命である事を伝え、一応の治療をしました。そしてせめてハエの来ないような所(玄関内など)に移動するように言いました。
翌日、行くと昨日と同じ場所にいます。また沢山のハエがたかっています。
…次の朝、死亡したと連絡がありました。そして、「新しい犬を世話してくれないか。」と言うのです。
私は「犬の斡旋はやっていません」と言い、何だかむなしい気持ちで電話を切りました。