動物病院日記

動物病院の院長日記

なめて治す

7/27の尿閉の猫はその後食欲も出て、ずいぶん元気になりました。
ただ自分で陰部を舐め過ぎて傷を付けてしまったので、まだ抗生物質を使っています。(^_^;)
 
よく犬や猫は「舐めて治す」と言う人がいますが、ほとんどの場合、逆の結果になるようです。
確かに動物の唾液の中には微量の殺菌成分が含まれていますから、ごく初期の段階では効果があるのですが、
その後はザラザラの舌で傷つけたり、時には噛んだりして傷を大きくしてしまうことがあります。
知らない間に皮膚の下で化膿している事もあります。

動物が体を異常に舐めていたら要注意です。