アメリカの刑務所には、更生のために犬や猫などの動物を飼っているところがあるそうです。飼い主に捨てられたり、街で保護された元ノラ犬・ノラ猫たちが暮らしています。
許可された囚人たちが嬉々としてお世話をしています。これをきっかけに動物の勉強をしたり、資格をとって出所後にはペットシッターなどの正業に就く元囚人も多いそうです。刑期を終えても、仲良くなった動物と離れるのが嫌で一緒に出所していく人もいるそうです。
動物にも人間にも幸せなシステムですね。
また久しぶりになりました。
私が当地で開業したのは、平成元年12月なので、とうとう35年目に突入です。
歴代のワンちゃんネコちゃんと共に通ってくださっている常連様、最近たまたま来院して気に入って頂けたらしい新しい患者様、いつも可愛い姿を見せてくれる動物たち。徹夜になったり、休みが潰れたりしたことも多かったけど、皆様の笑顔のおかげで元気に診療が続けられたんだなあと、しみじみ感じます。
これからも医療技術や知識をアップデートしながらますます経験値を上げないと。動物や飼い主さんの幸せのために頑張りますね!
当院スタッフの佐々木さんと小倉さんが、この度、第一回愛玩動物看護師国家試験に見事合格して、この4月から国家資格である「愛玩動物看護師」となりました。
動物病院の看護師役は、古くは奥様やトリマーさんが見よう見まねで務めていたものです。やがて日本各地に専門学校・短大・大学などが出来て独自に動物看護教育を行い、アニマルヘルステクニシャン(AHT)、動物看護士、などの民間資格を与えるようになりました。
そしてしばらくすると、それらをまとめる団体(統一認定機構)が出来、統一試験を行い「認定動物看護師」が誕生しました。佐々木さんと小倉さんも合格し資格を持っていました。
しばらくその時代が続いていましたが、時代の要請により、公的な資格としての動物の看護師の必要性が求められるようになり、法律が整備され、ついに今年2月に第一回の国家試験が行われたのです。
二人とも仕事をしながらの受験勉強で大変な一年だったと思いますが、見事に合格することが出来ました。よく頑張ったと思います。
今後、2人の仕事内容が、急に大きく変わることはないのですが、法的に許される医療行為が増えるので、私も少し助かるかなと思っています。医療行為については、十分な準備と配慮をして、患者さんにはご迷惑の掛からないようにしたいと思います。
先日、前夜散歩中に足から出血して腫れたというワンちゃんが来ました。
一晩経ってもまだジワジワ出血していて、ひざから下がかなり腫れていました。
傷の様子から毒蛇による咬傷と診断しました。
ほとんどの場合は対症療法で治りますが、時に腎不全になる場合もあるので要注意です。
今年も猛暑のために夜に散歩に行くワンちゃんが多いと思いますが、懐中電灯などで道をよく照らしながら気を付けて歩きましょう。また明るい時間でも茂みや草むらには入らないようにしてくださいね。